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知能機能システム

研究群紹介

シス情在学生インタビュー企画 Vol.6: 田邊 昭子さん(知能機能システム学位プログラム)

システム情報工学研究群(通称:シス情)では、在学生に大学院での研究のこと、授業のこと、そして筑波大での生活についてリアルな声を聞くインタビュー企画を行っています。
第6回目の今回は、小学生の頃からの海中の環境への関心をきっかけに、現在は水中音響レンズの研究に取り組む、知能機能システム学位プログラムの田邊さんにお話を伺いました。

 

まずはじめに、知能機能システム学位プログラムへの進学を決めた理由を教えてください。

もともと小さいころから電気工作に興味があったこともあり、学部時代は、他大学の電気系の学部に所属していました。進路として院進を希望していましたが、卒業研究を進めていく上で課題にぶつかったときに、研究は今の知識を極めるだけでは前に進まないということに気づかされました。そこで大学院ではもっと幅広い知識を得たいと思い、専攻の垣根を超えた学習が出来る筑波大学の知能機能システム学位プログラムを選びました。
 

現在の研究室(通信システム研究室)はどのように探しましたか?

もともと学部時代は水中通信の研究をしていました。院でも水中通信の研究に励みたいと考え、同分野の研究をされている先生を専攻ウェブサイトから調べ、コンタクトを取らせていただきました。また研究室訪問等を経て、学生と先生方との風通しが良く、研究に邁進できる環境からさらに進学したいという気持ちが高まりました。
 

田邊さんの現在の研究テーマについて教えていただけますか?

田邊さん研究画像
現在取り組んでいる研究テーマは、水中音響レンズの設計についてです。
音響レンズと言われてもあまり聞きなじみがないかもしれませんが、普通の光学レンズと仕組みは変わりなく、音を収束させることが出来る装置のことです。ですが音響レンズは波長等の関係から、光学レンズと同様に設計をすることが出来ないという課題があり、光学論と、波動論双方の知識を用いて設計を行っています。二種類の知識を用いて検討をしなければならないため、正直難しい部分もあります。ですが片方の知識で実現できないことがもう片方の知識を用いると実現できるようになっていくので、研究を進めていて非常にやりがいを感じています。
 

水中音響レンズに関心を持つきっかけとなったご経験があれば、お聞かせください。

小学生の時に、科学館でしんかい2000(有人潜水調査船)のレプリカを見たのがきっかけです。小学生の時に連れて行ってもらった科学館でしんかい2000について初めて知ったのですが、ここまでしなければ人は海底に降りることが出来ないという事実にとても衝撃を受けたのを覚えています。それ以来海中の環境に興味を持つようになりました。その後、海中について調べていくにつれ、音で写真を撮るという技術にも関心を持つようになり、現在の研究テーマに決めました。
 

次に、授業について教えてください。今まで受けた授業で、特に面白い!と感じた授業は何ですか?

大学院セミナーです。筑波ならではの授業だと思うのですが、現在ほかの研究室の人が行っている研究を、口頭発表形式で聞くことが出来る授業です。なかなかほかの研究室の研究に触れる機会はない中、話を聞くだけではなく、質問が出来るのも得難い授業だと思います。また、M2になると各学生に発表の機会が設けられています。そこで自分の進めている研究に、他分野の方からフィードバックが受けられるのも魅力の一つだと思います。
 

研究に授業に充実した日々をお過ごしかと思いますが、大学の外で何か打ち込んでいる趣味や活動はありますか?

趣味は読書です。小さいころから本が好きで、空き時間になると本を読んでしまいますね。
読む本の種類としては、様々な本を乱読してきたため、これといった好みは無いです。ですが最近は人の心の動きに興味を惹かれるようになったため、心理関係の専門書を読むようになりました。それが高じて独学でカウンセリング関係の勉強をしています。また学習したことを何か形に残したいと考えるようになり、資格を取るために、研究の息抜きとして日々勉強を重ねています。
 

今後の進路について、現時点で目標としていることがあれば、お聞かせください。

現在音響レンズの研究を進めていく中で、より現場に即した研究をしてみたいと思うようになりました。そのため、博士前期課程修了後は就職を希望しています。そして、研究で培った理論と実験の双方の知識を用いて、より実機に近い技術課題に取り組むことにより、人々の生活に貢献したいと考えています。
 

最後になりますが、今、シス情の受験を考えている皆さんに、何か伝えたいことがあればどうぞ!

システム情報工学研究群では様々な分野の視野を得られることがとても大きいです。また、トップレベルの研究機関に触れることが出来、システム情報工学研究群ならではの特別な学びが皆さんを待っていると思います。
 

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