2022年度筑波大学システム情報工学研究群パンフレット

筑波大学大学院システム情報工学研究群は、「システム」「情報」「社会」が融合・複合する先端的な学際新領域における世界最先端の教育研究を推進し、意欲ある一般学生・社会人学生を国内外から広く受け入れ、世界を牽引できる人材の輩出に取り組んでいます。


>> P.16

社会工学学位プログラム16●学位プログラムの特色○「2つのサイクル」と「5つの能力」2つのサイクル社会システムサイクル:社会現象の演繹的理解データ解析サイクル:データ解析による帰納的理解→ソリューション創造力の育成5つの能力1.Find:理論や経験則に基づき社会現象を演繹的に理解する能力2.Analyze:データの分析に基づき社会現象を帰納的に理解する能力3.Plan:社会現象の理解にもとづき社会を改革する制度を設計する能力4.Do:設計した制度にもとづき具体的な提言や社会実験を行う能力5.See:社会実験や提言の結果を測定・評価し、1、2の社会現象理解を深化させる能力○アドバイザリー・グループ(AG)及びリサーチユニットによる複眼的指導●学位プログラムコンピテンス本学位プログラムでの学修を通じ、学生の皆さんは以下のコンピテンスを修得します。汎用コンピテンス博士前期課程知の活用力マネジメント能力コミュニケーション能力チームワーク力国際性博士後期課程知の創成力マネジメント能力コミュニケーション能力リーダーシップ力国際性博士前期課程博士後期課程専門コンピテンス研究力専門知識倫理観社会工学分野における研究課題設定と研究計画を遂行するための基礎的な知識と能力研究力社会工学分野における最新の専門知識に基づいて先端的な研究課題を設定し、自立して研究計画を遂行できる能力社会工学分野における高度な専門知識と運用能力社会工学分野の高度専門職業人にふさわしい倫理観と倫理的知識専門知識倫理観社会工学分野における先端的かつ高度な専門知識と運用能力社会工学分野の高度専門職業人にふさわしい倫理観と倫理的知識社会工学学位プログラムでは、専門的知識・能力として「『社会現象の演繹的理解(社会システムサイクル)』と『データ解析による帰納的理解(データ解析サイクル)』を基礎とするバイサイクル型教育指標」に基づく5つの教育指標(Find社会現象理解・Analyzeデータ解析・Plan制度設計・Do実験と提言・See測定と評価)を設けています。●達成度評価(学修成果の評価)達成度評価システムにより、修得すべきコンピテンスの達成状況を教員と確認しながら学修を進めます。博士前期課程博士後期課程・達成度評価を学期ごとに計4回実施する。「社会現象理解」データ解析」制度設計」「実験と提言」「測定と評価」それぞれの能力と、「資産・資源のデザイン」「空間・環境のデザイン」「組織・行動のデザイン」の各分野の知識が履修によってバランス良く身についたかも含め、修得すべきコンピテンスの達成状況を教員と確認しながら評価するものとなっている。・履修ならびに博士論文の進捗については、社会工学博士特別演習I、社会工学博士特別演習II(1年次を想定)、社会工学博士特別演習III、社会工学博士特別演習IV(2年次を想定)の4つの段階で、アドバイザリー・グループによる審査・評価を受ける。・さらに社会工学博士特別研究Iにおける予備審査、社会工学博士特別研究・修士基礎演習、修士特別演習、修士特別研究は、1年次の研究計画発表会、IIにおける最終試験の2つの段階を経て、学位審査が行われる。2年次の中間発表会・最終審査会の3つの段階で審査・評価を受ける。■地域未来創生教育コース本コースは修士(社会工学)の学位が授与される社会人向けの研究教育プログラムです。SDGsとの調和や、Society5.0の実現に向けて、まちづくりにIoT技術を利用する能力を身につけ、政策や制度の構築に積極的に関与できる自治体職員やまちづくりコーディネーター等の高度専門職業人を養成します。社会工学学位プログラム(博士前期課程)のカリキュラムを基本に、必修科目の「地域未来創生アクティブラーニングⅠ〜Ⅲ」では、自ら考え、判断し、行動することを通じて、実践的にプロジェクトを推進する能力を身につけます。必修科目については、社会人が履修しやすい講義・演習スケジュールを設定しています。その他、研究群全体でも社会人を支援する制度・プログラムを実施しています▶P.8-9


<< | < | > | >>