修了生と指導教員のことば

修了生のことば 甲谷優氏(2013年3月修了)

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企業の研究所に勤めていた私は、社会人での業績を一定の形にしたいと思い、筑波大学の早期修了プログラムを受けました。もちろん、ただ博士論文にまとめるだけであれば、論文博士という選択肢もあり得たかとは思うのですが、早期修了プログラムを選択してよかったと考えています。本プログラムの1番のメリットはその分野の著名な先生(私の場合は北川先生でした)から、きっちりとした指導が受けられることです。博士として必要な研究能力を習得させていただいたと考えています。また、多面評価の制度もあり、副査の先生からも手厚いサポートが受けられます。さらに、研究室内の若手研究者、学生とディスカッションし、人脈を築くことができました。同じ研究室に属する優秀な学生とたびたび意見交換させてもらい、見識を広めることができましたし、さらに修了後も関係は続いて共に勉強会を開いたりしました。密度の濃い、充実した1年間だったかと思います。

 

指導教員のことば 北川博之教授(コンピュータサイエンス専攻)

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「社会人のための博士後期課程早期修了プログラム」は,筑波大学ならではの特長あるプログラムの一つです.本当に1年間で博士号取得ができるのかと疑問に思われるかもしれませんが,私がこれまで指導した複数名の社会人学生が,実際1年間で博士後期課程修了を果たしています.本プログラムの特長を活かすには,入学前に「一定の研究業績」を積んで入学後の博士論文作成に向けた準備をしておくことが非常に重要です.入学後は,必要な授業単位の修得,中間審査,予備審査,本審査,付随する達成度評価等,あっという間に1年間が経過します.履修学生も指導教員も,1年間という短いサイクルの中でこれらのプロセスを経ることになるため,忙しく大変な面もありますが,それだけ充実した1年間であるともいえます.もちろん,仕事の事情等で,当初の予定通り1年間での修了が難しくなるケースもあり得るでしょう.その場合は,必要に応じて修了時期を遅らせることも可能です.社会人としての様々な研究業績を既にお持ちで,それを博士号につなげたいと希望されている方には,本プログラムは博士号取得への最短路といえます.是非とも,実力,実績のある社会人の方に,一人でも多く,本プログラムを活用いただきたいと思います.